どうも皆様おはこんばんにちは。昨日お風呂に入っていたところ、どこから入ってきたかわからないアリに噛まれるという稀有な体験をした全身ジューシーと名高い男ことボブでございます。皆様いかがお過ごしでしょうか?
お風呂に入っている時に妙にチクチクするなと思っていたのですが、まあいいかと思い放置していたら針で突き刺されたような痛みがしたのでその個所を触ってみたところ、まさかのアリだったんです。
アリに噛まれるなんて南米の人くらいのもんじゃないかと思っていたものですから珍しい体験をしたな、と思う反面放置して大丈夫なのかと思っているついこの頃です。
今回は『不意打ちカオスポッドの恐怖』についてお話しさせて頂きたいと思います。
以前、ADSをしていた時にこんなことがありました。
こちらは『魔救』相手は『教導』でデュエルをしていたのですが、お互い効果を無効化し合うなどをしてかなり緊迫したデュエルだったんですね。
ですが、こちらの『魔救の奇石ードラガイト』の効果が通り、相手の場をバウンスさせた後に相手のライフを2000くらいまで削ったのです。
そして、相手のターン、相手はモンスターをセットをしてターンエンドをしたんです。
相手のデッキも『フルドリリス』や『教導の大神祈官』などを全部使わせていたので『これはもらったな』と思って上級モンスターを出して攻撃したんですね。
勝ちを確認した私のもとにやってきたのは。
カオスポッド 「やあ」
絶望でした。
出したモンスターが尽くエクストラデッキに戻っていき、こちらの場はガラ空き。
ライフもかつかつでモンスターを結構な数出していたので巻き返すことが出来なくなり負けてしまったんです。
負けてしまったのが残念でしたが、なかなかヒヤヒヤしながらも楽しいデュエルでした。
しかしながらこの『カオスポッド 』はそこそこ有名なカードではあるのですが、その実あまり採用されていません(カオスポッドループなどは有名ですけどね)
ですが、その強さはお墨付きだと言えますので今回は紹介したいと思います。
私がこのカードを強いと考えるのは以下の点です。
- 問答無用のデッキバウンス
- 圧倒的な採用率の低さ
- 守備表示エンドは諦めという固定概念。
(1)問答無用ののデッキバウンス
遊戯王において強い除去手段とは何でしょうか?
全体破壊や除外、手札バウンスなど色々あります。
ですが、その中でもデッキバウンスは数ある除去のなかでも有数の強さを誇ります。
なぜならデッキに戻した以上、相手はまた一番最初から出す為の準備をすることになるからです。
しかも最初の手札5枚から展開するのとは違い、手札をある程度使い切ったうえで更に展開するのは至難の技なのは言うまでもありませんね。
特にハリファイバーからのオライオン的な展開をして出した場合、素材自体は墓地に送られてしまっているので、『貪欲な壺』などで回収しない場合は使用できなくなってしまいます。
しかも、恐ろしいのはエクストラデッキから出たモンスターをデッキバウンスさせてエクストラデッキに戻した場合、デッキに戻った扱いにならないのです。
何を言ってもいるのかわからないでしょうが、エクストラデッキに戻ったのであってデッキに戻ったわけじゃないのです(コンマイ語難しい)
よって、デッキに戻した数だけレベル4以下モンスターを特殊召喚するという効果なのですが、デッキに戻っていない以上モンスターが特殊召喚出来ないんです。
よってエクストラデッキから出した奴しかいなかった場合、場がガラ空きになってしまうのです。
これが恐ろしいところなのですね。
(2)圧倒的な採用率の低さ。
これだけ強い『カオスポッド 』ですが採用はあまりされていません。
理由として召喚権を使うことや自分のモンスターも戻してしまうこと。
このモンスターだけだと展開をするには非常にやりにくいので、ますま採用されることはありません。
他のデッキに入っていても、デッキを動かすのには必要のない不純物となってしまうので入れている方は少ないと思います。
それ故に意識されることが少ないんですよね。
意識されることが少ないと警戒されることも少なくなるので、攻撃を非常に誘いやすくなるという利点があるのです。
意識されないというのは本当に大きくて、手札誘発や効果無効化系のモンスターは目立って強いので対策をされます。
まず、妨害盤面を置いている状況だったならば最近流行りの『禁じられた一滴』や『冥王結界波』で効果を無効化してからと動くようにする等、なんだかんだで皆さん意識をされています。
ですが、このリバースカードに『わざわざ対策を打つ』ということは少ないので、他の強い妨害効果よりも効果的に利用することが出来るのです。
そしてこれに引っかかると相手の冷静さが吹き飛びます。
冗談みたいな話ですがまさかの効果に慌てふためき、少なくともそのターン中は冷静さを欠いてしまいます。
これが意識されないという強みです。
そして更に『カオスポッド』が相手の警戒心を薄める理由はあります。
(3)守備表示エンドは諦めという固定概念
ある程度、展開が進みお互いにリソースが尽きた状態になっているとします。
デュエリストは手札が少なくなり、場がガラ空きになっている状態で無言の裏側守備表示はおおよそのところ延命措置だと思ってしまうのです。
相手の使っているデッキがリバーステーマであるなら多少警戒度が上がります。
何故なら、リバースすることによって効果を発動するので、攻撃してしまうとリバースする為危険だと考える為です。
ですが、一般的な場合、経験上良いカードを引いたのであるなら攻撃表示で出します。
そして、なんらかの効果を使ってモンスターを特殊召喚するなり、こちらのカードを除去するなり、手札を整えるなりをすると思います。
それが出来ない状態⇒ダメージ軽減の為の延命措置の為に守備にしているのではと考えてしまいます。
事実、こういう状態での伏せはおおよそ普通のカードです。
こういう相手の思い込みを利用するからこそ、この効果は強くなると私は考えます。
更に、シチュエーション作ることで更にこの『裏側守備表示』というシチュエーションが生きる時があります。
例えば、裏側でセットした後の次の相手のターン、伏せカードなどで色んな妨害札を使って相手を何とかして除去しようします。
そうすると相手は『除去しようと焦っているな』と思い、効果無効化系のカードを使ってどんどん防いできます(防がなかったら儲けものですしね)
そして、相手が効果の無効化系を使い切ったのを見計らって、除去しようとする手を止めると相手は思いのほかあっさりと攻撃してくれます。
何故なら、妨害をして除去しようとしたという状況は『裏側守備が延命のためのカード』であることを意識させるからです。
もし、裏側のカードになんらかの効果があるなら、そこまで妨害する筈がないという思い込みを利用するそういう作戦です。
以上のように『カオスポッド』は一枚だけで盤面をひっくり返す力がありながらそこまで警戒されていない、なかなか深いカードなのです。
もしよろしければデッキにそっと忍ばせてみてはいかがでしょうか?
本日は以上となります。ご視聴ありがとうございました。