どうも皆様おはこんばんにちは。
そろそろ髪の毛をバッサリ切ってスッキリしたい民ことボブでございます。皆様いかがお過ごしでしょうか?
髪の毛切らなあかんなーと思ってた時に急に緊急事態宣言が発令されてしまったので伸び放題になってるんですよね。
そろそろ暑くなってきて頭も蒸れるようになってきたので、ここはいっちょ刈り上げてすっきりしたいなと思っている所存です。
さて、今回は『全体防御盤面という戦い方』についてお話させて頂きたいと思います。
今回の記事は『先攻制圧をするのは嫌。でもすぐに突破されるのはなー』と思っている方に読んで頂ければ参考になるかと思います。
では、参ります。
今回この記事を書かせて頂いたのは前回のリモートデュエルで相手をして頂いた方のデッキが非常に参考になるなと思ったからです。
そもそも相手の方が使っていたデッキは『六花』でした。
正直、友人が回した時にはあまりにも回らず戦い方も分からなかったので『このデッキは強化来るまで無理じゃね?』みたいな話をしていました。
ですので『六花か。これは勝ちを貰いましたわ』と思っていたんですね。
このあたりゲスいなと自分でも思いますがそこはご了承ください。
そして、手札誘発も無かったので存分に回して頂いていたのです。
ハリ武力オライオンやアナコンダのギミックを出しながらも『ヴァレルロード・S・ドラゴン』や『ドラグーン』を出して来ないナイスガイっぷりに感動しながらも『んじゃどういう盤面にするんやろと思っていた』のですが、これがすごい盤面でした。
というのもフィールドの植物族に
- 全体に一回だけ効果破壊耐性
- 戦闘出来るモンスターの対象を固定する+そのモンスターに一度だけ戦闘破壊耐性
- 相手モンスターをフリーチェーンでリリースする等
というそれぞれのモンスターが何らかの形で全体に耐性を付与していく盤面だったのです。
この盤面を見た時、衝撃的でした。
一見すれば『こんなもの突破出来る訳あるか』と思い絶望すると思います。
しかし、かなり強い盤面を相手にされているにも関わらず、何故か嫌な気持ちが湧かなかったのです。
実際に私もこれはキツイなーと思っていましたし、実際に突破することが出来ませんでした。
しかしながら、この盤面を見ても理不尽さも感じなければ、『はいクソゲー』ともなりませんでした。
対戦が終わった後で何でかなーと思って分析しますと、以下の点が挙げられました。
- EXデッキの汎用性の高いモンスターではないから
- 突破することが絶対に出来ない訳では無い。
- 自分の全力を出して挑むことが出来る。
(1)EXデッキから出る汎用性の高いモンスターではないから
これだけの盤面が並んでいるのですが、実のことを言うと汎用性の高いモンスターが一枚もいないのですね。
何を出したのか、カードの記憶が曖昧なので写真撮ってもらえば良かったぁと後悔しているところではありますが、この汎用性の高いモンスターがいないというのは個人的にはかなりよさげに感じました。
というのも、よくある『ヴァレルロード・S・ドラゴン』や『ドラグーン』等の汎用性の高いEXデッキのカードが並んでる盤面。
正直、色んなデッキで使われているのを見てるので特に感動もなければ、やろうと思えば自分でも出来るからです。
ですので、そういう盤面が出た時一番初めに出てくる感情が『あぁ。またこれか』というマイナスな感情が出てしまうんですよね。
進研ゼミの『これゼミでやった問題だ!』じゃあるまいし『もう見飽きた』と私は思ってしまうのです。
(それでもそれで安心しているところを殴り倒すところに快感を覚える民なので、それもまた楽しいんですけどね)
デッキの個性を活かしつつ、相手の攻めを守り切る盤面をみて私の感情として出てきたのは『勝てない!』という気持ちよりも『すごい!』という感動でした。
だから嫌な感情にならなかったんじゃないかなと思います。
(2)突破することが絶対に出来ない訳ではない。
その時の手札で出来るかどうかは別ですが、この盤面かなり厄介ではありますが絶対に突破出来ない盤面ではないのです。
相手の方も仰っていましたが、全体破壊二回打たれると壊滅するのです。
(しかしながら、そんな都合よくいくのはなかなか難しいんですけどね)
完璧に詰められた盤面ではない以上、何とか突破する方法があるんじゃないか、と思うのがデュエリストの性だと私は思います。
今の手札でどうすれば突破することが出来るのか。
頭をフル回転させて、今の手札と状況を見て突破手段を考える。
この時間は遊戯王をしていて至福の時間ではないかと私は思います。
アニメを見ていても一見絶望的な状況でも、実は穴があってその穴をついて勝利に繋げています。
これにワクワクしないデュエリストはいないと私は信じます。
(3)自分の全力を出して挑むことが出来る。
今回感じたことでこれが一番大きかったと思います。
妨害効果のモンスターが並んでいる状況でも動かせないことはありません。
しかし、その時作った盤面というのは今の手札で出来る全力ではありません。
どういうことかと申しますと、妨害盤面を張られた時の立ち回りというのは、無効化される前提で動くという行動を求められるからです。
妨害されてその妨害を乗り越えて、また妨害されてもまたそれを乗り越えていくという感じです。
ですがこの状況、言ってしまえば、その手札で出来る全力盤面からどんどん力を削ぎ落されていくのですね。
しかし今回の場合『フリーチェーンでモンスターをリリースする』という効果はあるものの、こちらの動きを阻害する効果はありません。
ですので、自分の動きを邪魔するものはあまりないので今の手札で出来る全力を尽くして相手に挑戦することが出来たのです。
これは実にときめく一瞬でした。
なんせ自分の手札で今できる最善は何かを考えて、自分の最善が相手に届くかに挑戦することが出来るのを楽しめないデュエリストはいないと私は信じるからです。
『俺の最強とお前の最強どっちが強いか決めようぜ』みたいな感じです。キャー!中二病(笑)
また相手を突破出来なかった時でも、自分の全力を尽くしていたのであれば納得しやすいのではないかと思います。
というのも、プレイングが足りなかったとしたらまた磨けば良いだけの話ですし、手札の都合でそれが最善だったならそれはどうしようもないからです。
こういう言い方に語弊はありますが、以前記事にも書きましたが諦めがつくデュエルというのはやっててスッキリすると私は考えます。
以上が私が考える『嫌な気持ちにならなかった』理由です。
こういうデュエルはお互いの意地と意地がぶつかり合っているような感じがします。
昨今の封殺盤面が多いなかでこういうデュエルが出来るのは珍しいかなと思います。
封殺はしたくない、でも今の環境で戦いたいと思う方がいらっしゃいましたら、フィールドのモンスター全体に耐性を付与していくカードを探して組み込んだり、軸にして組んでみてはいかがでしょうか?
本日は以上となります。ご視聴ありがとうございました。