どうも皆様おはこんばんにちは。
友人の遊戯王引退の危機に落ち込んでいたところをTwitterで色んな方から慰めて頂いて少し気持ちを盛り返してきた、遊戯王=人生と化してしまって引退したらリアル廃人になりかねないデュエル脳ことボブでございます。皆様いかがお過ごしでしょうか?
友人が転職をきっかけにやる時間が無くなって引退するとなった時、正直かなりへこみました。
遊戯王にリンク召喚が追加されて色んな人が遊戯王は引退していくなか『こんなことで辞めてらんねぇよな』とお互いに言い合って乗り切っていた仲だったので、そんな友人の引退宣言は正直心に来ました。
辞めた人もふとした切っ掛けに復活することがある、とフォローさんに教えて頂いた言葉を信じて進んでいきたいと思います。
自分もいずれは遊戯王を離れることになるのかな、と思いながらそれでも今を全力で楽しみたいと思います。
さて今回は前回に引き続き『ドラグーン』は何故強いのか?についてお話させて頂きたいと思います。
前回の続きとなりますのでもしまだお読みでない方がいらっしゃいましたら下にリンクを貼らせて頂きますので読んで頂ければ幸いです。
さて今回書かせて頂きますのは以下の二点です。
- 効果の対象にならず、効果で破壊されないという鬼畜耐性
- 魔法・罠・モンスター効果を妨害する+バーン効果+攻撃不可なし
まず『効果の対象にならず、効果で破壊されないという鬼畜耐性』について書かせて頂きたいと思います。
効果の対象にならず、効果で破壊されないということが何が恐ろしいのかと言いますとまず、対象を取る『無限泡影』や『エフェクト・ヴェーラー』は効きません。
その為、『ドラグーン』が効果を発動しようとしたところを止めることが出来るのは『フィールド全体の効果無効出来るカード』が『対象を取らない効果無効』じゃないと無効にできません。
付け加えるのであれば、『対象を取らない効果を無効するカード』を打とうとしたら『ドラグーン』の効果で無効にされるので、一部例外を除いては『更にもう一枚』の『フィールド全体の効果を無効化カード』や『対象に取らない効果無効』を用意する必要があります。
手札に二枚もの『対象に取らない効果を無効する』カードを握ることの難しさは皆様ご存じのことだと思います。
(もっとも、もしそのようなカードが手札にあれば、ドラグーンを出される前に止めれば良いので全力でそこを狙っていかれたら良いと思います)
続いて、効果破壊されないということですので『サンダーボルト』等の全体破壊は受け付けません。
よって普通に『殴り勝つことが出来るほどの火力が出るモンスター』を出すことが出来なかったり、『壊獣』のような『相手モンスターをリリースすることが出来る』カードがなければこの時点で詰むデッキも出てきます。
そして、『氷結界の龍 トリシューラ』のような対象を取らない除去手段を出すことが出来るとしましょう。
これで除去することが出来ると思いきや『ドラグーン』の効果で無効化することが出来るので、もう一から盤面をやり直しになります。
そしてそれならば、打点で越えれば良いじゃないかと思われる方もいらっしゃいます。
確かに『SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング』のようなお気軽に火力が出るカードがあれば倒すことが可能です。
しかし出せればの話です。
良くも悪くも最近のデッキはモンスターの特殊召喚に特化しておりますので、打点自体はそこまで高くなかったり、効果で打点を上げることで何とか対処しようとするカードが増えております。
しかし、元々の打点が低いモンスターは『ドラグーン』の無効化効果を使うことによって上げられた攻撃力4000という壁を超えることが難しく、効果で攻撃力を上げようとするカードはその前にドラグーンに止められるという皮肉な現象が起きるのです。
これが『ドラグーン』がデッキによっては詰むと言われる理由です。
しかしながら最近では『壊獣』や新しく出る『禁じられた一滴』等で対処できないことも無いのです。
しかし皆様こういう経験はありませんか?
ブン回しされた時に限ってそういう対処する為のカードが来ないということを。
そして対処が遅れて次のターンに回したら、次の自分のターンは回ってこないということを。
結局手札誘発は強いのですが、欲しい時に引くことが出来なくて指をくわえたまま相手の美しい展開を見学する羽目になることがあるんですよね。
そして最後は『魔法・罠・モンスター効果を妨害する+バーン効果+攻撃不可なし』についてです。
言うまでもないですが『魔法・罠・モンスター効果の無効化』は遊戯王の中でもトップクラスに入る効果の性能だと私は考えます。
この効果があるだけで相手は動きを制限され、こちらは自由に動く手立てを得ることが出来るのです。
(カウンター罠はスペルスピードの問題で防げないので注意しましょう)
この効果の恐ろしさは前回の記事と今回で十分に語らせて頂いたので、一旦横に置かせて頂きます。
今回注目しますのは『ドラグーン』の『バーン効果+攻撃不可なし』と言う点です。
『バーン効果』というのは文字通り相手モンスターを破壊して攻撃力分のダメージを相手のライフポイントに与えることが出来る効果です。
例えば『青眼の白龍』が立っていたとして『ドラグーン』がこの効果を使うと『青眼の白龍』は破壊され、その攻撃力分の3000ポイントが相手のダメージに与えられます。
これだけでも十分強力なのですがこの『ドラグーン』は融合素材にした『通常モンスターの数』だけバーン効果を使うことが出来るのです。
もし正規のモンスターで融合召喚していたのであるなら『ブラック・マジシャン』も『真紅眼の黒竜』は二体とも通常モンスターですので、『二回バーン効果』を使うことが出来るのです。
折角出したモンスターを破壊された困ると思って手札誘発を投げようとしても『対象に取る効果』であれば『そもそも対象に取れない』ので『ドラグーン』のバーン効果を無効化することが出来ません。
でもこの効果を持つカードは『NO.61ヴォルカザウルス』のように『このカードは直接攻撃することが出来ない』という効果がついてくる為、効果ダメージは与えたけど相手を倒しきれない。という事態が多々あります。
その為に昔懐かしい『迅雷の騎士ガイアドラグーン』を上に重ねて攻撃出来るような工夫を求められたりしたものです。
一方『ドラグーン』君はというと『このモンスターはこのターン直接攻撃できない』というテキストは落としてきてしまったようです。
つまり攻撃力3000の時なら相手モンスターに攻撃力2500以上のモンスターがフィールドに二体以内の場合だとワンキル。
攻撃力4000の時だったら攻撃力2000以上のモンスターが相手フィールドに二体以内だった場合だとワンキルとなるのです。
一ターン凌ぐためにモンスターを下手に壁にするとダメージが余計に増えるというのがドラグーンの恐怖なのです。
かといってがら空きにしていれば、モンスターを展開されて殴られるので注意が必要です。
以上が『ドラグーン』の恐ろしい点です。
この最強級に近い性能がある為に色んなデュエリストの方がこのカードを導入しております。
フリー環境でこのカードと出会ったら運が悪かったと思って諦めるか、不条理は逆転する為にあると信じて挑むのかは読んで頂いた貴方次第でございます。
私個人としましては諦めて欲しくはないです(ちなみに私は枕を濡らすタイプです)
大いなる力ですが、使い方を知らずにただ強いという理由で使っている人もいます。
その人が出した『ドラグーン』を丹精込めて築き上げたデッキで乗り越えて勝つ。
壁が高いからこそ勝った時の喜びは大きくなると私は信じます。
『ドラグーン』は強いですが、万能ではありません。
どうか、磨き上げた牙で油断している懐に一矢報いて頂けることを願っております。
本日は以上となります。ご視聴ありがとうございました。