どうも皆様おはこんばんにちは。
最近『夕食時に携帯電話を見るのをやめなさい』というお母さんの気持ちが何となくわかるような気がするオカン系男子ことボブでございます。皆様いかがお過ごしでしょうか?
夕食の後、当然ながら皿を洗う訳ですが、皿を洗い終えるまでの間拘束されるんですが、携帯見ながら食べられると、食べては携帯見て止まってまた食べて止まってっていうのを繰り返されるので、無駄に時間がかかるんですよね。
その間、こちらはご飯を食べ終わるのでブログを書くわけでもなく、ただひたすらに食べ終わるのを待つだけなのでイライラするんですよね。
それで『携帯見やんとご飯食べ-や』となってしまうのですが、こういうので子供と親の確執が出来たりするんだろうなーとしみじみ感じました。
さて今回は『環境デッキ『閃刀姫』の難しさ』についてお話させて頂きたいと思います。
今回の記事は『遊戯王初めてみて、閃刀姫興味があるんやけどな』という方に読んで頂ければ幸いだと思います。
最近、初心者の方のTwitterでのプロフィールを見ているとこういうものがありました。
『遊戯王初心者です。今のところ使っているデッキは『閃刀姫』だけです』
正直なところ、何のデッキを使おうと何の問題も無いと言えば無いのです。
むしろ気に入ったデッキを見つけて遊戯王を楽しんで頂ければ幸いではあるのですが、ここで一つ疑問を持ちました。
初めて使うデッキが『閃刀姫』って難しくない?と。
『閃刀姫』は確かに色々規制されて尚大会で結果を残すことが出来る強カテゴリです。
イラストの可愛さやその強力さも相まって色んな層のデュエリストからの寵愛を受けています。
(『閃刀姫』の強みに関しては以前取り上げましたのでもし読まれていない方がいらっしゃいましたら下にリンクを貼らせて頂きますので読んで頂ければ幸いです)
何を隠そう私も『そろそろ大会に出れるようなデッキを組んじゃおっかな!』と思い、断腸の思いで『閃刀姫』に手を出そうとしました。
ただ購入してから『やっぱ辞めた』というにはちょっとキツいお値段だったので、とりあえずデッキ紹介動画や対戦動画を見て研究したんですね。
そこで思ったのが『これ難しすぎじゃない?』ということでした。
では何故難しいのか、それは以下の通りです。
- 普通に使うだけじゃアド損になるカードがある。
- ワンキルや先攻制圧ではない勝ち方を求められる。
- アドを上手く稼がないとジリ貧になる。
(1)普通に使うだけじゃアド損になるカードがある。
『閃刀姫』には『閃刀機関 マルチロール』や『閃刀空域 エリアゼロ』等の自分の場のカードを墓地に送らなければならない効果があります。
こういう効果を使う時にただ墓地に送っていてはアド損になってしまうのですね。
対象に取る効果に『閃刀姫-レイ』の効果をチェーンしてアド損を回避する等、下手をすると中級者でも難しいようなテクニックを求められます。
またこの『閃刀姫ーレイ』も難しい要素の一つになります。
このカードはそのままでも『閃刀姫』リンクモンスターの素材にすることが出来ます。
ですが、そのままリンク素材にはせず自身の効果を使って『閃刀姫』リンクモンスターを特殊召喚することが出来ます。
遊戯王では、リンク召喚したのか、ただEXデッキから特殊召喚したのかによって蘇生制限が有無など変わってきます。
なぜそのままでもリンク素材にすることが出来る『閃刀姫-レイ』に、わざわざEXデッキから特殊召喚するという効果があるのか、という理由を初心者が理解したり使ったりするのは難しいのではないかと思うのです。
(正直、私もおおよその検討はつくものの全然深さが足りていません)
一例としましては『閃刀姫-レイ』の効果を使って、エンドフェイズにEXデッキから特殊召喚することによって『エフェクト・ヴェーラー』を回避するなどのテクニックもあります。
こういう細かいテクニックが『閃刀姫』には多くあるので、初めたての初心者の方にはややこしいのではないかと思うのです。
(2)ワンキルや先攻制圧ではない勝ち方を求められる
『閃刀姫』は大型モンスターで殴ったり、妨害効果を持っている汎用モンスターを大量に出して制圧するような勝ち方ではありません。
そういうデッキであれば極論するなら展開した結果、どういう盤面になるかというゴールが見えているわけです。
そのゴールめがけて『いかにスムーズにゴールを目指すか』という目標のもと。切磋琢磨していけるのです。
色々な展開ルート多くて慣れていない方が覚えるのは難儀ですが、それでもゴールが見えている分、わかりやすいのではないかと思います。
では、『閃刀姫』はどうなのかと言いますと、ケースバイケースの臨機応変系デッキです。
つまりどういうことかと言うと、常に自分に配られた手札と相談しながら戦わなければいけないのですね。
『他のデッキでも最初の手札五枚引いてそっから動かすから似たようなものでは?』と思いそうですが、実際のところは大きく違います。
マラソンとただひだすらに走れと言われるくらい違います。
というのも、ゴールの見えるデッキは最終目標は『とりあえず目標とする盤面を作る』というゴールがあります。
手札を見て『どうやってゴールに着こうかな』と考えていくわけです(その後からいかに相手を止めるかになります)
故にルートが頭のなかで組み立てやすいのです。
ですが『ただひたすらに走れ』というのは『やれることが無限にある』のです。
今の自分の手札を見て『今出来る最大限の妨害盤面やフィールド展開は何か』というのが常に変わっていきます。
しかも『閃刀姫』カードの妨害はそこまで多いわけではありませんし、汎用妨害効果モンスターを出すことが出来るデッキでもありません。
(手札誘発は多めにいれられますが)
妨害カードがあまり多くない状況のなかでいかに相手に動かさせないかというのを常に求められます。
しかも、もちろん相手が使うデッキも変わってくるので以下のようなことを考えなければいけません。
- デッキに対する知識やマストカウンター
- 相手の動きから察する手札の状況
- 相手が意図して誘っているのか等
これが出来るのはよほど上手い人じゃないと無理だと私は思いました。
(私も上手くないのでこれはキツかったです)
最初から最終ゴールが決まっていてそこから駆け引きが始まるのではなく、今ある手札で最大限の妨害するにはどうしたら良いのかについて求められる。
これは非常に難しいと私は考えます。
(3)アドを上手く稼がないとジリ貧になる。
前回の記事でも書きましたが、『閃刀姫』は墓地に三枚以上魔法があるとプラスαで効果がつきます。
この効果を生かすことによって魔法を使えば使うほどアドが稼ぐことが出来るのですが、このアドを上手く稼いでいかないとジリ貧になります。
先ほどのアド損になるとアドを稼がないとジリ貧になるの違いは『アド損になる』はただ発動しただけではアド損になるということです。
一方、『アドを稼がないとジリ貧になる』というのは上手く使えばアドバンテージを稼ぐことが出来るが、上手く使わないとアドバンテージを稼げないということです。
この二つは似てはいますが大きく違います。
しかしながら『閃刀』カードは相手に干渉するカードが多いので、相手がいないと意味が発動出来ないことも多々あります。
だからと言って後攻を取ると制圧盤面を敷かれた時に辛くなります。
となれば、墓地に魔法を貯めるのには他の魔法カードが必要となることがあります。
ただ、この相手がいなくても発動できる他の魔法と『閃刀』魔法のバランスや何のカードを採用するか等デッキ構築の面でも難しいのです。
大会のデッキレシピを丸コピーするのも手ですが、意外と他人のデッキって使いにくかったり、何でこのカード入れてんの?となったりして上手く扱えないのが現状です。
故に、自分なりの調整と何故そのカードを入れるのかをしっかり把握しつつ、上手くアドバンテージを稼がないといけないのが難しいと思いました。
以上が私が難しいと考える理由です。
当然ながらこの難しいデッキを使って慣れれば、ある程度のデッキは使いこなすことが出来ると思います。
ですが、このデッキはいわば上級者向けなので非常に難しく、もしかするとデッキパワーで押しきれないデッキには負けてしまったり使いこなせない可能性があります。
『千里の道も一歩から』というように大会向けを使うよりも最初は簡単な方が良いのではないかと私は思います。
もっとも最初の通り何を組もうと人に自由なんですけどね。
本日は以上となります。ご視聴ありがとうございました。