中級者になりたい人のためのやさしい遊戯王

ここでは遊戯王中級者なれるちょっとしたコツのようなものを載せていきたいと考えております。

【環境】閃刀姫は何故強いのか?【個人見解】後編

 

 皆様、おはこんばんにちは。最近Twitterでお世話になっているかたのグループラインに入れて頂いて遊戯王の通話デュエルなるものに参加させて頂いたのですが、いやはやあれは面白いものですね。

 

 自分はまだ機材の都合上で直接デュエルという訳は出来ていませんが、よそ様のデュエルを遠巻きで楽しむというのはなんとも楽しめるなーと思うわけでございます。

 

 コロナ騒動で外に出ることが推奨されないなか、デュエリストは何ともたくましく生きているなと実感させられますね。デュエリストすごい!

 

 さて前回は『閃刀姫』は何故強いのかについて語らせて頂きました。

 

 今回はその後編でございます。

 

 まだもしお読みでない方がいらっしゃいましたら下にリンクを貼らせて頂きますので、読んで頂ければ幸いです。

 

yugiohbob.hatenablog.com

 

 さて今回書かせて頂く項目は以下の通りです。

  • アドバンテージの取り方が普通の魔法とは違う。
  • リカバリー能力の高さ

 

 まずは『アドバンテージの取り方が普通の魔法と違う』について説明させて頂きます。

 

 『閃刀』魔法カードには一部例外を除いて墓地に魔法カードが三枚以上あった時、追加効果があります

 

 その中でも一番強いのは『閃刀起動-エンゲージ』で好きな『閃刀』カードをサーチした上に一枚ドローすることが出来るのです。

 

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 これの何が強いのかと言う、特定のカードを手札に加えてから一枚ドローすることによって確実に一枚アドバンテージを取ることが出来ることなんですよね。

 

 他のカードの場合、例えば『成金ゴブリン』の場合だと相手にライフポイントを1000与えたうえで、こちらは一枚ドローします。

 

 光景だけ見れば手札にある『成金ゴブリン』を捨てて一枚デッキから加えていることになりますので1:1交換になっているのがわかりますね。

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 そのうえに相手に1000ポイントのライフを与えているので、大きな損とは言い難いですが、アドバンテージを取れているかと言われれば微妙になります。

(もっともその引いた一枚によって盤面がひっくり返ることやキーカードが揃うことがあるので馬鹿には出来ないのも事実です)

 

 『閃刀起動ーエンゲージ』の場合、手札から『閃刀起動ーエンゲージ』を捨ててデッキから『閃刀』カードを手札に加え、そのうえ一枚ドローしています。

 

 光景だけ見ていると手札にあるカード一枚から二枚に増えているので1:2交換になっていることがわかります。

 

 しかもこのカードには名称ターン1が無いのです

 

 よって『閃刀姫-カガリ』で回収することによりもう一度アドバンテージを取ることが出来るわけですね。

 

 ですが、これだけ見れば『閃刀起動ーエンゲージ』が強いだけに見えるので他の例を出してみます。

 

 個人的にアドバンテージで分かりやすいと思ったのが『閃刀術式ーアフターバーナー』『閃刀術式-ジャミングウェーブ』です。

 


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 『アフターバーナー』は相手の表側のモンスターを破壊した後、魔法・罠を破壊することが出来ます

 

 『ジャミングウェーブ』は相手の伏せられた魔法・罠を破壊した後、相手モンスターを破壊することが出来ます。

 

 一見すれば大したことがないように見えますが、発動さえできればどちらのカードも確実にアドバンテージを1枚とることが出来ていることがわかりますね。

 

 遊戯王は基本的には1:1交換になることが多いなか、おおよその効果で1:2交換することが出来るのは大きいと私は考えます。

 

 というのも他のデッキでは例外はありますが、カードを発動すると基本的には使った側が何らかの損をしている『ディスアドバンテージ』だからです。

 

 ですので他のデッキでは、ディスアドバンテージを積み上げていったことで生み出した結果によって、妨害をするなりして相手に損失を与えることで、いかに損失を埋め合わすのかということを求められます

 

 だからこそ、全体除去などをされると自分が積み重ねたディスアドバンテージが回収することが難しくなるので結果敗北となってしまうわけです。

 

 ですが『閃刀姫』は墓地に三枚溜まっていることが前提ではありますが、基本的に妨害さえなければ発動すればするほどアドバンテージを稼ぐことが出来るという珍しい性能を持ったデッキなのです。

 

 『積み上げたディスアドバンテージを成果で回収するデッキ』と『使えば使うほどアドバンテージを取ることが出来るデッキ』では大きく変わってくるのは当然と私は考えます。

 

 そして最後ですが『リカバリー能力の高さ』です。

 

 これはエンドフェイズに回収する効果を持つ『閃刀姫-カガリ』の効果や『閃刀機関-マルチロール』の効果で墓地から『閃刀』魔法カードを回収することが出来ます。

(マルチロールは厳密にいえば再度セットして更に使用した後は除外されるので少し痛いところではありますが)

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 『閃刀姫』はそこまで長期戦が得意ではないものの、『閃刀』魔法を再利用することで一度使った妨害魔法でもう一度相手を防衛することが出来る為、相手は墓地にあるカードの恐怖と再び戦う必要があるわけですね。

 

 あともう一つは『閃刀姫-レイ』の存在です。

 

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 このカードが墓地にある時に『閃刀姫』リンクモンスターがフィールドから離れたり、戦闘破壊されると墓地から特殊召喚することが出来る効果を持ちます。

 

 しかもこのカードは自身をリリースすることで『閃刀姫リンクモンスターを特殊召喚することが出来る効果があります。

(リンク召喚じゃないのでこの効果で出したモンスターは蘇生制限を満たさないのでご注意下さい

 

 ですので、リンクモンスターを除去されても『閃刀姫-レイ』を特殊召喚し更にそこから『閃刀姫』リンクモンスターを出すことによって戦線を維持することが出来るわけですね。

 

 2020年4月時点で『閃刀姫-カガリ』が制限になっているので、戦闘に向いている『閃刀姫-シズク』を出すことが多いと思います。

 

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 このモンスターは墓地にいる魔法の数×100相手のモンスターの攻守を下げることが出来るので、相手のモンスターによっては突破出来ずにターンを回してくることもあります

 

 またモンスターがあまり展開されていない場合だと相手バトルフェイズ中に『閃刀姫-カイナ』を特殊召喚して攻撃自体を止めてしまうということも可能です。

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 以上のように何等かの手段をもって戦闘を続行することが出来るので、そこから巻き返しということが可能になる訳です。

 

 これらの要素を使うことは非常に難しいですが、使いこなすことによって柔軟に相手を翻弄することが出来ます。

 

 テンプレな構築というものが存在するものの、自分の好みに合わせてカードの枚数を調整することによって人とは違う使いやすいデッキを作ることが出来る可能性があるデッキです。

 

 ぜひ、この機会に『閃刀姫』を使ってみてはいかがでしょうか?

(お値段が想像以上に掛かってしまうのでお財布とご相談下さい)

 

 本日は以上となります。ご視聴ありがとうございました。