どうも皆様おはこんばんにちは。眠たさと愛しさと切なさに溢れた生物ことボブでございます。
今回は上手いなと思ったと言うよりは自分がよく使う手法をお伝えしたいと思います。
皆様、このような経験はありませんか?
A『妨害出来るモンスターを二体並べたし、これで勝ったかな?』
B『サンダーボルト発動したいんですが何かありますか』
A『無効で!』
B『簡易融合発動』
A『えっ、ああどうぞ』
B『ライフ1000ポイント払って、サウザンドアイズサクリファイスを特殊召喚します。効果発動良いですか?』
A『あ、困ります。効果無効化したいです』
B『わかりました。では、モンスター召喚で』
三分後
A『せっかくの妨害出来るモンスターも戦闘破壊されておらんし、相手の場にはモンスター並んでるし、手札かつかつやし、これ詰んだな』
このようなことはありませんか?
確かにこの場合、相手のプレイングが上手いのはわかります。
ですが、相手が上手いからといって『相手が上手いから』諦めてしまうのも嫌なものだと私は思うわけです。
今回の記事を読んで頂くことで相手の裏を取ることが出来るようなプレイングをすることが可能になればと幸いだと私は考えます。
まず、相手に意識をさせないプレイングとして自分がよく行うのは『コスト』で墓地効果のあるカードを捨てるというものです
。
まず、『コスト』で墓地効果のあるカードを捨てるに関して重要な点は『コストで』捨てているという点です。
皆様、カードをコストで墓地に送る時というのはどのような状況だと思いますか?
もちろん全てがその限りではないと思いますが、大抵はその手札のなかで一番捨てても問題のなさそうなカードを捨てることが多いと思います。
この時、相手はこの状況に対して以下のことを考えなければなりません。
- こちらが発動したカードを止めるべきか
- 止めないのならどこのタイミングで止めようか
- こちらは一体どんな動きをすることを狙っているのか
- もしこちらが何のデッキか分かったのであるならどうやって動くべきか
- 自分は今この手札で何が出来るか。等
以上を見て頂いたらわかるように考えることがいっぱいあるので、コストで捨てたカードより『発動したカードに意識が向いてしまう』のです。
しかも何よりデュエル中では何度もカードの効果が発動します。
その度に相手は前述したことを考察し、動くべきか否かを常に選ばされ続けます。
そして、手札誘発を投げてきたりすることで攻防しつつフィールドにモンスターを出してこちらがターンエンドを告げます。
すると相手の意識は今度は『こちらのフィールドの盤面』に移ります。
この時相手が考えることは以下の通りです。
- このフィールドをどうして突破しようか
- 今の手札で出来る動きは?
- 手札誘発は?
- 自分の~~が止められたら嫌だな。
- 打点は越えることが出来るか。等。
考えることはいっぱいありますが、この時点で相手がコストで送ったカードのことなど(例外もあるかもしれませんが)恐らく意識する余裕はないでしょう。
そもそも相手の行動を逐一覚えていたらそれこそ頭の中がパンクしそうになって本来注目すべきフィールドのことが疎かになってしまうのは言うまでもありませんね。
そして相手は思考を巡らせるのです。
『この妨害を突破して、ここで展開して打点を上げたらこいつを殴れるから・・・』と。
——そう、墓地に潜んだ妨害札の存在を忘れて、ということになります。
では、ここで疑問に思うのが何故『コスト』で捨てることにこだわるかです。
もしカードの効果で墓地に送ったらどう思うか。
『何を落としたんだろう』ですね。
もう意識がバリバリ向いてしまう訳です。墓地を見て良いか確認をとって直接手に取ってじぃっと読まれる。そうなれば相手は墓地に潜んだ妨害札も計算に入れることになるので効果が半減するのです。これではもったいないですね。
ここでこの戦法を使った体験をお話させて頂くのですが、これは私が作っているパラディオンデッキを使っている時でした。
盤面は以下のような状況になっていました。
『クルセイド・パラディオン』でしれっと『神樹のパラディオン』を墓地に送って『星遺物—『星冠』』を特殊しているような盤面です。
相手にはこう映っていました。
- 『アークロード・パラディオン』の効果でカード効果を一枚無効化することが出来る
- 『星遺物―『星冠』』でエクストラモンスターの効果を防ぐことが出来る
⇒故に2妨害あるなと思われていました。
相手がこの状況を打破する為に出してきたモンスターが『No.107 銀河眼の時空竜』でした。
『No.107 銀河眼の時空竜』の効果の発動に対して『星遺物―『星冠』』で効果を無効にしようとしたところ手札から『タキオン・トランスミグレイション』を発動で無効化されたわけです。
これで私のフィールドには効果が無効になって攻撃力が元々の2000となった『アークロード・パラディオン』が残り、『No.107 銀河眼の時空竜』に攻撃された後、もう一体いた1800のモンスターに攻撃されて終わりと言う展開でした。
しかし、『アークロード・パラディオン』を墓地にいる『神樹のパラディオン』の効果を使って戦闘破壊から免れることが出来ました。
この時の『なにぃ!』という反応ほど、まるでアニメの主人公になったみたいな気持ちになれて嬉しいものはありませんでした。
ここで『No.107 銀河眼の時空竜』が出してきたのは流石だなと思いました。
ただ相手がフィールドの盤面だけを何とかしようとしているなということが言動などから察することが出来、墓地の『神樹のパラディオン』の存在に気付いてない(もしくは知らない)とわかったからこそ裏をかくことが出来た試合だと思います。
(もし知らなくても墓地に意識が向いていたならば確認されて対処されていたので今回は意識が向いていなかったのだろうと判断させて頂きました)
『神樹のパラディオン』は直接相手を妨害するカードでは無いですが、本来であるならば破壊出来たカードが破壊出来なかったのは大きいのです。
何故ならゲームエンドまで持っていけるはずが出来なかったということは、元々ゲームエンドまで持っていくつもりだった為、続行する為のリカバリーが出来ていないことを差します。それだけでも相手からすれば予想外だったと思います。
また予想外の出来事が起こると人間は大なり小なりパニックになってしまうので、プレイングミスを誘うことが出来、こちらとしては有利に働くと思います(ゲス顔)。
以上の経験からあえて『コストで』墓地に送ることよって相手の意識から妨害罠を外させて警戒を外すという戦術はなかなかに使えるのではないかと考えます。
今度、デュエルをする機会がございましたら、一度使ってみてはいかがでしょうか?
今回は以上となります。本日はありがとうございました。