中級者になりたい人のためのやさしい遊戯王

ここでは遊戯王中級者なれるちょっとしたコツのようなものを載せていきたいと考えております。

【相手を捲し上げていく美学】マイナーカテゴリを活かす後攻特化の魅力【個人的な好みだけど薦めたい】

 どうも皆様おはこんばんにちは。

 

 折角の日曜日やからデッキでも調整するかと思い、遂に手に入った『ガッチリ@イグニスター』を導入した『@イグニスター』に着手しだしたところ、どうも強化が思う通りいかずにウトウトとして昼寝をしてしまった人ことボブでございます。皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

 いやはや、やはり昼食後のデッキ調整は眠気を誘いますね。

 

 これが良いコンボや安定する術を見つけていてテンションが上がっていた時ならば話は別なのですが、どうも上手くいかずに悩んでいるとこう、頭がぼーっとするのでどうしても眠くなってしまうんですよ。

 

 いやはや折角の時間を不意にしてしまって勿体ないなと思いますね。

 

 さて今回は『マイナーカテゴリを活かす後攻特化の魅力』についてお話させて頂きたいと思います。

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 今回の記事は『先攻妨害をしようとしても安定しないよな』と思っている方の参考になれば幸いだと思います。

 

 では参ります。

 

 『後攻に特化する』というのは文字通り、先攻で展開することを捨て相手の出した盤面を如何に覆すかということに焦点を当てたデッキのことを差します。

 

 本来遊戯王は先攻ドローの廃止があったものの、それでも先攻の方が有利であるとされています。

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 何故なら、先攻で邪魔をすることが出来る手段は手札誘発などのカードに限定されている為、もしそれらのカードを相手が引き込むことが出来なければ、こちらが自由に展開することが出来るからなのです。

 

 そしてこちらが先攻展開をすることで相手には『先攻で妨害することが出来るカード』+『手札誘発』という二通りの妨害手段を突破しなければならないという状況を作ることが出来るのですね。

 

 そうなるといかに突破しにくいかは言うまでも無いと思います。

 

 しかし、そんな状況の中で何故、あえて『後攻特化』ということを薦めるのか。

 

 それは以下のような利点があったんですね。

  • デッキの動きが絞りやすい
  • じゃんけんで負けたとしても損をしない
  • 除去効果を存分に活かすことが出来る。

 

(1)デッキの動きを絞りやすい

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 先攻でも後攻でもいけるデッキの場合、先攻は相手を如何に妨害するかということを考えなければいけません

 

 また後攻では相手の出した盤面を如何にひっくり返すかを考えなければいけません。

 

 でも正直なところ、守ることも攻めることも考えるのって難しいと思うんですよね。

 

 先攻では相手を妨害することが出来なければならないですし、後攻では相手が出した盤面を突破しなければならない。

 

 EXデッキの枠もそうですが、守ることと攻めることの両方に枠を使ってしまうとどうしても中途半端になってしまうんですよね。

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 先攻なら突破された時に再び展開することが難しくなりますし、後攻なら突破しきれないという状況になってしまうんです。

 

 そうなると非常に厳しいと私は考えます。

 

 ですが、昨今のデッキではそういう風に作られることが求められているデッキが多いように感じるのですね。

 

 そこで、あえて後攻に特化することで相手の盤面を如何に突破するかということに全ての枠を使うことが出来ます。

 

 ですので、結構柔軟に対応しやすくなると言いますか、例え防がれたとしても手を変え品を変えみたいな感じで相手に攻めることが出来るのです。

 

 そしてもし突破出来たのであれば、守ることも攻めることも両方を保とうとするデッキだと今度は守り切れないという状況になります。

 

 ですので、そのまま勢いに乗って相手を攻め切って勝利を掴むことが出来るのではないかと考えます。

 

(2)じゃんけんで負けたとしても損をしない

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 冒頭でも言いましたが、遊戯王は基本的には先攻が有利とされるゲームになります。

 

 ですから、後攻に特化するデッキも無い訳では無いのですが、おおよその人はじゃんけんで勝ったのであれば先攻を取るのですね。

 

 ここで先攻でも後攻でも大丈夫、もしくは先攻制圧特化のデッキの場合、本来は有利である先攻をどうしても取りたいところですよね?

 

 ですので、じゃんけんの勝敗というのはデュエルに大きな影響を及ぼすになるのです。

 

 そしてもし負けてしまった場合、後攻で相手の盤面をひっくり返すことが出来る手札か否かということが勝敗に大きくかかわってきます

 

 相手の妨害を躱しつつ、ある程度展開して盤面をひっくり返す。

 

 正直、かなり難しいと思います。

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 まず手札に相手をひっくり返すことが出来るだけの手札が必要です。

 

 次に、相手が妨害してもなお動けるだけの戦術が必要です。

 

 そして相手の妨害を受けた後相手のモンスターを除去するだけの力が必要です。

 

 以上のような状況を先攻でも後攻でもいけるデッキにしていて可能なのか?と言いますと、かなり難しいと私は考えます。

 

 しかも先攻、後攻のどちらでもいけるようにしているということは逆に言えばどちらにおいても中途半端ということだともいえます。

 

 相手がかなり妨害を敷いてきた時、中途半端な構築では難しくなると思うのですね。

 

 故に絶対に先攻を取りたいとなりますし、取れなければ勝率が下がってしまうのではないかと私は考えます。

 

 しかし後攻に特化にすれば、正直じゃんけんが先攻特化の時よりもあまり影響しないのですね。

 

 何故なら、相手に勝ったのなら後攻を取れば良いですし負けたのであれば相手は勝手に先攻を取ってくれるからです。

(もちろん百パーセントではないですが)

 

 そして、後攻特化のデッキは後攻でひっくり返すことを目的として作っています。

 

 基本的に後攻を取りやすい上に後攻を取ったら力を発揮するという理不尽極まりない状況を作ることが出来るのですね。

 

 じゃんけんで勝とうが負けようが大抵は自分が望む後攻にしてくれることがこのデッキの強みだと私は考えます。

 

(3)除去効果を存分に活かすことが出来る。

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 『魔界劇団』もそうですが、『相手の効果を無効にして破壊する』みたいな効果ってあまりないんですよね。

 

 何故ならこのような効果って結構歴史的には新しい効果だからです。

 

 とはいえ、マイナーカテゴリの場合、デッキの癖が強すぎて汎用性の高いEXデッキのモンスターを出しにくかったり、だからといって汎用罠を入れても手札に来ないということはよくある話です。

 

 ですが、『相手モンスターを破壊する』みたいな除去効果を持っているモンスターやカードは結構色んな種類があるんですよね

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 私の愛用する『魔界劇団』でも相手の効果を無効化するカードは一枚くらいしかないですが、相手の場を破壊するカードは簡単にサーチして使うことが出来ます。

 

 このようなカードは相手ターンには効果を発動することが出来ずに棒立ちになってしまいますが、こちらのターンでは問題なく使うことが出来ます。

 

 ですので、こういうカードをどんどん使っていくことで相手の盤面をゴリゴリ削っていくことが出来る強力なカードとなるのですね。

 

 しかし先攻、後攻のどちらでも行けるデッキだったり、先攻特化にしているとこのようなカードは事故要因になってしまう為入れることが難しかったりします。

 

 ですがあえて後攻に特化させることで、相手の場に干渉することが出来るカードを最大限に活かすことが出来るのですね。

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 そして、相手を除去したうえで突破したうえで殴り倒すことが出来るのが強みであると私は考えます。

 

 相手ターンでも発動出来る妨害効果が無いからこそこちらのターンに使えば良いじゃないということなのです。

 

 このように除去を最大限生かすことによって例え『効果を無効にして破壊する』という効果が無くても、除去を活かすことよって相手を突破することが可能である。

 

 以上が後攻特化の魅力です。

 

 例え妨害が無くても相手の全力を受け止める後攻特化のデッキ。

 

 ぜひ皆様も一度作ってみてはいかがでしょうか?

 

 本日は以上となります。ご視聴ありがとうございました。