どうも皆様。この前人生初の遊戯王の交流会に行って来て、今までの友人達とのデュエルとは違うデュエルを体験してきたヒト科ヒト目のボブです。
どういう層の人たちが集まっているのか分からなくてとりあえず安定した動きを出来るデッキだけを持って行ったんですが、幅広いカテゴリーのデッキを持ったカジュアルな人たちが集まっていたので、どうせなら臆せずにxセイバーを持ってくれば良かったなと思いました。
さて前回は『無効にしてもアウト。無効にしなくてもアウト』について語らせて頂きました。もし前回の記事を読んでおられない方がいらっしゃいましたら下に貼らせて頂きますので読んで頂いてから再度こちらに戻って頂ければ幸いです。
しかし本当にあの友人に対しては何をしたら倒せるんやろうか、と思うところではありますね。3妨害を余裕で突破してくるって、確かにマストカウンターの見極めがまだまだ甘い自信はあるのですが、それでもそんだけ防げば大抵動けなくなってこっちにターンを回してくれると思うんですけどね。恐ろしや恐ろしや。
さてここからは本題。今回の上手いと思ったプレイングは『リカバリー』です。
『リカバリー』とは一体何なのか。それは盤面を立て直す力ですね。
遊戯王をふくめカードゲームでは展開するにあたって手札を消費します。
それで妨害札を並べたり、自分の望んでいるモンスターを出せたり、ちょいと中途半端な盤面になってしまっているけどとりあえず壁となるモンスターを出すことが出来た、となります(何も出すことが出来ずにとりあえず伏せカードだけをセットしている方、涙をお拭きください)
すると、相手も何とかしてこちらの妨害を突破してこようとします。
もし相手が突破することが出来無かった場合、おめでとうございます。あなたの努力とデッキに対する愛が実を結んだことを喜ばせて頂きます。
しかし、もし相手がこちらの盤面を突破してきたとした時、次はこちらが相手の盤面をなんとかしないといけなくなります。
相手もこちらの盤面を突破するのにそれなりに手札を使ってきているわけですから、妨害するモンスターの数もそんなには多くないことの方が多く、突破するのもそこまで困難ではないかと思います。
——そう、手札が潤沢だったらの話ですが。
次のことを意識せず(もしくは意識する余裕がない程に手札が悪い)に、自分の場を展開するのにカードを使い過ぎた結果、自分の残っている手札0~1枚とかなりの少数になっていることがあるのです。
その時こう思うことでしょう。
『こんな手札でどうやって勝てば良いんだ』と。
次のターンで元の手札が1枚あれば2枚になって希望は少し見えます。
が、手札2枚だと手札の質にもよって変わりますが、切り返すのが難しいのが現実だと思います(元の手札が0枚でドローして引いたカードで何とか出来たとしても、それでもそこからモンスターを立てようとするのはキツいのは変わりませんね)
そこで今回の戦法『リカバリー』の出番です。
リカバリーには大きく二つあると私は考えます。
- 展開するにあたって余力を残す(例:三妨害出来るところを二妨害で止めて手札を温存しておく等)
- 突破されても逆転することが出来るギミックをあらかじめ用意しておく(例:『ブレイズキャノンマガジン』や『ブレイクスルースキル』などの墓地で発動することが出来る罠を墓地に送っておく)
まず最初に『展開するにあたって余力を残す』というのは文字通り、展開をするのに手札を使い切らないで温存するということです。
これに関して調節が難しいのです。
というのも、例えば三妨害あれば相手の攻撃を防ぎきれたのに、二妨害にした結果突破されるということもなきにしろあらずなので、そもそも本末転倒では?と思わざるをえないこともないからです。
ただ、メリットはあります。それは以下の通りです。
- 妨害が甘くなりやすいので突破しやすい
- 判断を下す余裕と下した判断を実行できる手段をもつことが出来る。
- モンスターが残っているので更に展開することが出来る。
まず1.についての説明ですが、相手はこちらの封殺する盤面を突破しなければいけないので、突破した後は手札に余力がない時のほうが多くなります(簡単に突破してきて相手の手札が潤沢にあるような猛者はあきらめてください)
その結果、相手が出すモンスターに妨害能力が無かったり、妨害することが出来る効果を持つモンスターが一体だけしか出せないという状況になることが多いです。
しかし、この戦法を意識していれば、こちらは手札に余裕がありますので、全力展開した後に相手のモンスター倒そうとする時よりも、選択肢が多いので比較的突破しやすいと考えられます。
またこちらが、相手のなけなしの盤面を返すことが出来たならば、前の自分の妨害盤面を全力で突破せざるをえなかった相手は、もう打つ手がなくなってしまうのでおススメであると言えます。
次に2.では、自分に余力があるので『次にどう動くべきか』もしくは『次の手でキルまで持っていくことが出来るか、出来なさそうであればどうすべきか』などの判断をすることができます。
余力がない時に相手に自分の盤面を返されてしまうと気持ちが焦ってしまい、冷静な判断が出来なかったり、冷静な判断が出来ていても、手札がない等の物理的に動けずに自身の敗北を覚悟するだけになったりするのでそれを防ぐことが出来るのは大きいと考えます。
そして3.では、こちらの盤面を相手が突破しきれていない場合、自分の残しているモンスターのおかげで相手の妨害出来るモンスターを防いでくれます。
そのおかげで、相手の妨害を受けることを想定する必要がなくなるので安心してモンスターを展開することが出来るので動きやすいのではないかと考えます。
続いて、『突破されても逆転することが出来るギミックをあらかじめ用意しておく』に関しては返されても次に備える準備をしておくことです。
一番手っ取り早いのがサンダーボルトなどの全体破壊のカードを手札に残しておくということですが、そんな都合よく手札にいないので自分で用意しておく必要があります。
最近わかりやすかったのが『ブレイズ・キャノン・マガジン』を使った戦法でした。手順は以下の通りです。
- あらかじめ何らかのコストで手札の『ブレイズ・キャノン・マガジン』を墓地に送っておく。
- そこから展開して、色んなカードの効果をこちらに知らせることで『ブレイズ・キャノン・マガジン』を意識させないようにする。
- そしてこちらが相手の妨害を突破して攻め込もうとした瞬間、墓地の『ブレイズ・キャノン・マガジン』を除外して効果を発動。
- 『ヴォルカニック・バックショット』を墓地に送ることで『ヴォルカニック・バックショット』の効果起動。
- こちらの場を一掃して計1500ダメージを与える。という戦法をとっていました。
しかも、ご丁寧に『貪欲な壺』で『ヴォルカニック・バックショット』を回収しつつ『PSYフレームロード・Ω』をシンクロ召喚して次の私のターンにまた動けるようにする始末。あれには参りました。
と、このように逆転の一手を自らの手で用意して置くことが出来るようになることが勝利へと繋がる鍵になるのではないかと思います。各シリーズの主人公も大体みなさん逆転の一手を用意しているのが何よりの証拠だと思います。
???『カードは創造した』
???『アクションマジック『回避』』
???『ストームアクセス』
・・・・・・例外はありますが気にしない!
では、今日はここまで。有難うございました!