新ルールが四月から適用されるということもあってxセイバーも新しくしていきたいとは思うものの、なかなか安定感が出ないというか強い盤面を作るのが難しくて少し悩み気味になっているヒューマンことボブです。皆様いかがお過ごしでしょうか?
最近色々と流行っているので体調管理だけはしっかりとしていきたいところではありますが、どうも体調が安定しないのです。安定しないことだらけです。
さて、前回は『リカバリー』について書かせて頂きました。まだ『読むの忘れてたわ』と言う人や『読む気ねえわ』という方がいらっしゃればこちらにリンクを貼らせて頂きますので是非とも読んで頂ければ幸いかと思います。
さて、今回はプレイングというよりはデュエル中の考え方『損失の計算』についてお話させて頂きたいと思います。
『損失の計算』とは何だ、と言いますとつまるところ、どちらを選んだら自分に被害が少ないかを選ぶ思考法ということです。
皆様、こういうことはありませんか?
- 攻撃するかしないかで悩んだ結果、攻撃しなかったら次のターンに残ったモンスターから更に展開されて負けた。
- AとB、どちらを攻撃するかを悩んだ結果、Aを攻撃すべきだと思って攻撃したら実はBのほうが厄介だった。
- 相手の魔法・罠ゾーンに一枚、セットされてるカードがあった時、警戒してハーピィの羽箒を使ったら伏せてあったのが『サイクロン』でなんとなくやるせない気分になった。等
こういうのはあくまで結果論なので、その判断が間違いだったかなんていうのは相手か自分のライフがゼロになった後からしかわからないことなので、あーだこーだいうのはナンセンスの極みだと私は考えております。
ですが、そんなものわからないから仕方ないよね、と言っていると、いつまで経ってもハズレくじを引いてしまうデュエリストになってしまいます。
『いやあ、お前が破壊せえへんかったから助かったわ』とか『あの時、あれ出してくれたお陰で助かったわ』とか後で言われたらはらわたが煮えくり返りそうになるのは私自身よくあることだったりします(もちろん相手のナイスファイトは讃えますが)
ということでそういう場面に直面した時、解決策と言いますか、考え方の目安をお教えしたいと思います。
ずばり、最悪な展開を考えるのです。
行動した時としなかった時に起こりえる最悪な展開を考えることによって、どっちの方がマシかなと考えることでハズレを引く可能性を下げることが出来るようになるのです。
例に挙げてみましょう。
例えば相手が何も召喚をせず、カードを伏せてこちらにターンを回してきました。こちらの手札にはサイクロンを持っていて伏せカードをどうしようか悩んでいる状況です。
選択肢としてはそのままバックを破壊するか、別のタイミングでサイクロンを使う為に温存するかを考えるとします。
ここで、それぞれの行動を行った時の最悪な展開を考えてみましょう。
もしその場でサイクロンを打った時の最悪は
- サイクロンやブラフを破壊してしまう可能性
- 伏せカードがアーティファクトである可能性
- ある程度の数のモンスターを特殊召喚した時に激流葬で破壊される可能性
- キーカードを『神の宣告』『神の警告』『神の通告』で消し飛ばされる可能性
- 相手が展開するために伏せていた罠を逃すことになり次のターン、相手に展開される。等
考えられるだけでもかなりリスキーなものがぞろぞろと出てくるわけですね。
アーティファクトは確かに強力です。ですが、昨今でどのデッキにも入っているかと言われれば答えはNOです。
アーティファクトを入れると相性の良いカテゴリが相手の場合、多少は警戒も必要となりますが警戒の幅が広くなりすぎると何も出来なくなってしまいますので用心深くなりすぎるのはNGだと思われます。
となればどちらの方が良いかというと、サイクロンで破壊した方が考えられるリスクとしては軽い訳です。
こういう『損失の計算』はバックを破壊するだけにいえることではなく、攻撃する時、召喚する時、相手の効果を止める時など様々な場面で考えなければいけません。
もちろん自分がこれならこちらの方がリスクが低いと思っていても、相手の展開が一枚上手だったりして自分の選択が間違っていたということもあります。
それこそ、この言葉を使いましょう。
『仕方ない、今回は間が悪かった』と。
デュエルは一つ一つが経験です。しかも失敗しても金銭的、信用的な損害を受けることはありません。だってゲームですし(闇のゲームを挑まれたんだったらそんなこと言ってられませんけどね(笑))
ただ、考えずにデュエルするのと一つ一つ経験として積み重ねていくのでは大きく差が出てしまうので、せっかく時間を使うのであれば上手くなっていった方が有意義だと私は思います。
だから予想を立ててじゃんじゃん失敗していきましょう。そして成功した時は『よくやった俺』『プロ並みの読みじゃね!?HOOO!』と自分を褒めましょう(※相手に自慢すると人によっては気を悪くする人がいるので『この人、勝負事にムキになるタイプじゃないかな』と注意したうえで失礼になり過ぎない程度に自慢する方が吉です)
今回は以上になります。読んで頂き有難うございました!コメント、ブックマークをして頂ければ幸いです。