中級者になりたい人のためのやさしい遊戯王

ここでは遊戯王中級者なれるちょっとしたコツのようなものを載せていきたいと考えております。

遊戯王 上手いなと思ったプレイング④ 『相手の癖を知る』

 どうも、皆様おはこんにちは。xセイバーの改良を終えて後はハリファイバーと神子イブが禁止にぶち込まれないことを震えながら神ことKONAMI様に祈っているどこにでもいるようでどこにでもいない生物ことボブでございます。

 

 『強いカードは禁止』という安直過ぎる判断をされないか心配なのですが、そもそも大会環境においてあくまで潤滑油としてしか動いていないのに禁止にされたりするのは少し不服だと思っている所存でございます。禁止にするとしたらもっといると思います。ドラグーンとかドラグーンとかドラグーンとかぁッ!(ドラグーン苦手民の叫び)

 

 さて前回は『損失の計算』についてお話させて頂きました。まだ読んでいらっしゃらない方がいらっしゃいましたら下にリンクを貼らせて頂きますのでご覧いただければ幸いだと思います。

 

yugiohbob.hatenablog.com

 

 さて、今回は大会向きというよりは身内でわいわいする時に使えるテクニックを紹介させて頂きたいと思います。

 

 以前、こういうことがありました。私のターンにある程度展開した後、伏せを真ん中に三枚仕掛けました。右端に置いた一枚は次の展開に必要な永続罠(つまるところガトムズの緊急指令)。そして二枚はブラフとして伏せたものでした。

 

 今となっては『ハーピィの羽箒』があるのでそんな恐ろしいことはしないのですが、その当時は『ハリケーン』が主流だった(今は禁止ですが)ので最悪手札に戻るし、『サイクロン』が来ても三分の一だからそうそう当たるまいと思っていました。

 

 そして相手のターンに回ってきて『サイクロン』の発動を宣言。

 

 身内だったので「ほう?んじゃどれする?」と少し焦りながらもポーカーフェイスを気取りながら相手に確認を取りました。すると。

 

相手『お前から見て右のやつ』

私『……ふぁい?』

相手『右のやつ』

私『き、貴様、正気か! や、やめろぉぉぉ』

 

 私の展開に必要な永続罠はものの見事に破壊されていきました。

 

 それからというものの、その友人とデュエルをすると確実に私が破壊されたくない伏せを次から次へと破壊されていきました。その様子はまるでマインドスキャンでもされているかのような的中率でした。

 

 あんまりにも悔しかったのですが、相手がイカサマしている様子はありません。泣くに泣けない状態になった私はある時聞きました。

 

 『何故、お前は俺が残しておきたい伏せをこうポンポン当てれるのかね』と。

 

 返答は簡単でした。

 

「だってお前、自分が次発動したいカードとか妨害カード自分の利き手側周辺に置く癖あるし」と。

 

 目からうろこでした。

 

 私自身気付いていなかったのですが、相手を妨害してやろうと思ったり、次の自分のターンに展開しようと思ってワクワクしだすとすぐに発動できるように手元に置くという癖があるということをこの時初めて知りました。

 

 この時、教えてくれた友人には今でも感謝です(今でその友人とデュエルするのは普通にデュエルする時に5倍くらい頭を使うので疲れる猛者だったりします)

 

 ってことで、今回は『相手の癖を知る』についてお話したいと思います。

 

 遊戯王において癖とは文字通り無意識のうちにやってしまうことですね(あまりマナーとしてはよろしくないとされるシャカパチも一種です)

 

 大会では初対面の人が多いので相手の癖を見極めろというのはかなり難しいと思います(マッチ戦の第一回目で相手の癖を見抜くとかいうスキルを持っている人はものすごい人なので自慢しても良いかもしれません)

 っていうことでこれはあくまで何度もデュエルしているであろう身内専門の技術となるのはお分かりのことだと思います。

 

 その実、私が今までデュエルしてきたなかで見つけたことのある癖は以下の感じです。

  • 効果発動時に何かあるか確認した時に手札を見てしまう⇒手札誘発もしくは妨害出来る手段があるのかなと考えることが出来る
  • すぐに使いたいカードを手元に置く⇒私
  • 手札が悪い時と良い時でカードを展開する速度が違う⇒相手の手札が良い時はどうしようもありませんが、悪い時が分かると初動を止めただけで案外動きが止まったりするのでやりやすい
  • 止められたくない時、確認こそするものの、早く次の展開に行こうとしてしまう⇒イライラしやすいタイプなだけかもしれませんが、相手からすれば遠回しに『ここ止めないで!』と教えているようなものなので注意した方が良いかもです。
  • 展開しているにも関わらず余裕のある素振りをみせる⇒『サンダーボルト』や『ハーピィの羽箒』等の形勢逆転の一手を持っている可能性があるので全力を出し切らずに次も動けるようにしておくと吉かもしれませんね。等

 他にもおそらく色んな癖があると思うのですが、私が今まで見てきたなかではこういうのが多かったかなと思います。ハッタリで虚勢を張っているだけかもしれませんが大体雰囲気でわかると思います。多分。

 

 表情は言葉よりも物を言うということがありますが、こだわりが強い人ほど癖が顕著に出易いと思います(体験談)。逆にこだわりどころがあまりないタイプの場合、相手の行動に対して柔軟に受け止めるので動揺が少ないので、動きが読みづらいことのほうが多いですね。

 

 ですので、そういう癖が出やすい人についてはあえて癖を誘発させようと誘導するのもありかと思います。個人的に思う誘導する方法は以下の通りです。

 

  • 召喚する時、効果を使う時に相手に確認をとる際に相手の表情や雰囲気を出来るだけ見てみようとする(例:余裕があるかないか,考えるか考えてないか等)
  • 複数枚ある相手のカードの一枚を破壊する時に、即断せずに破壊することが出来るほかのカードにも少し軽く指を向けて様子を伺う(※相手に無許可で触ってしまうとマナー的によくありませんので触らないようにした方が吉です
  • ある程度展開した後、少し手を止めて考えるふりをしながら相手の様子を見る⇒相手が前のめりになっていたり、手を合わせて口に当てていたりすると、相手からすればこちらの盤面が不都合だったりするかもしれません(経験談

 ただし、必要以上にやると煽っていると勘違いされるので注意しましょう。マナーよくやらないとリアルファイトに発展したり、貴重な遊戯王仲間が辞めてしまう可能性もあるので常識の範疇で行うのが吉ですね。

 

 逆に自分が癖が出ていないかというのを確認する必要もあります。癖が出ている場合、何かとブラフが読まれたり、ピンポイントで止められたりするのが特徴的ですね。

 

 ただ、ピンポイントで止められるのに関しては相手がしっかりとこちらが使っているカテゴリを研究していて、どこで止めるべきかを把握している場合でもありえます。

 

 ですので、ピンポイントに止められたからといって癖が出ているのかと言われれば一概に言えないのも事実ではあります。

 

 そういう場合はカテゴリに縛られない自分のオリジナルデッキを作って動かしてみて下さい。

 

 その時に普通に止められることなく動かすことが出来ているのであれば、相手がマストカウンターを知っているからこそ出来ていたということになり、それでもピンポイントに止められるのであれば癖が出ている可能性があると考えても良いかもしれませんね。

 

 もっともそこまでムキにならなくても楽しくデュエルすることが一番大事なのだと思います。あくまで趣味であり、コミュニケーションですから。

 

 今回は以上となります。ご視聴ありがとうございました。コメントやブックマークしていただけると最高に幸せです!