どうも皆様おはこんばんにちは。
天気予報では雨が降るという話を聞いていたのですが、びっくりするほど晴れてむしろかなり暑くなっていてかなりバテバテになっている人ことボブでございます。皆様いかがお過ごしでしょうか?
もはや季節的には夏と言っても過言ではないと思うのですが、今年の夏はまだ涼しいこともあるので、息を吐くだけで死にそうな前年度と比べたら、暑さがそこまでなのでちょっとマシなのかなと思わなくもないです。
去年は動くことすら命取りレベルの暑さ(個人談)だったので、そう考えると今はただ暑いなーレベルで済んでますからね。
まあそんなことはさておき。前回は『私も混同してしまった!私が考える遊戯王においてのエースと切り札の条件の違い』について書かせて頂きました。
もしまだお読みでない方がいらっしゃいましたら下にリンクを貼らせて頂きますので是非とも読んで頂ければ幸いです。
今回は『一度はやりがち?無限エクストラは何故いけないのか?』についてお話させて頂きたいと思います。
今回の記事は『そもそもエクストラデッキってどうして15枚に収めないといけないのか?』というのをルールだからという視点とは別に見ていくことが出来たらと思います。
では参ります。
皆様、
『無限エクストラ』というのをご存じでしょうか?
『無限エクストラ』は正式に言いますと『無限エクストラデッキ』のことを差します。
遊戯王ではデュエル中に使うことが出来るエクストラデッキのカードの数は15枚までと定められています。
ですので、15枚未満にすることは大丈夫なのですが、15枚以上を超えると反則になってしまうのですね。
ですが『無限エクストラデッキ』というのは、このルールを無視して自分が持っているエクストラデッキに入るモンスターを自由に使うことが出来るというものです。
一見ふざけるな、と思うことではありますが、恥ずかしながら私本格的に始めた大学生の頃にこの『無限エクストラデッキ』をやっていました。
あまりエクストラデッキのカードを持っていない私に、一緒に遊んでいた友人としても『あんまりカード持ってないしええよ』みたいな感じだったのです。
(当時『極神皇トール』と『マジカルアンドロイド』だけみたいな感じでした)
今思えば本当に感謝ですね。
しかし、年月が経っていきますと、エクストラデッキも充実してくるわけですよ。
そうしてある時言われたのです。
『おいボブ。お前無限エクストラデッキになってんじゃねぇかよ』と。
その時は『ふははは。俺は俺の持ち得るエクストラモンスター総出でお前を倒すぜ』と妄言を吐いていました。
今思えば、本当にクソ野郎だと思います。
『ふざけんな!』と言われてもおかしくないなか、よく私の友人達は我慢してくれていたな。と今となっては思うばかりです。
そしてある時『あ、これマジで怒られてるやつや』と気づき、これはマズいなと思って遅ればせながらエクストラデッキを15枚に絞るようになったのです。
そこで、この15枚にエクストラデッキを絞るようになったことによって何故無限エクストラデッキはいけなかったのかを知ることが出来ました。
では、何を気付いたのか。それは以下の通りになります。
- エクストラデッキの15枚を的確に選ぶことも実力
- 勝敗自体も変わる
- 後味の悪いデュエルになる。
(1)エクストラデッキの15枚を的確に選ぶことも実力
エクストラデッキの中身を15枚選ぶことはとても難しいと思います。
融合、シンクロ、エクシーズ、リンクの四つのなかでどのようなバランスを保つのかも重要になります。
何を抜き、何を入れるかによってデュエル中に出来ることが大きく変わってくるのですね。
ここで私の体験談をお話させて頂きます。
主な攻め手のカードとして『双穹の騎士アストラム』と『ヴァレルソード・ドラゴン』を採用し、妨害出来るカード3~4枚と展開に使うカードの割合でエクストラデッキを構成していました。
ところが思ったよりもデュエルが長引き、上記の攻め手となるモンスター二体が破壊されて墓地に送られてしまったのです。
『死者蘇生』も使ってしまっており、展開しても攻め手が無いという状況になってしまい、負けてしまったのですね。
こうなった場合、もしエクストラデッキにもう一枚、例えば『ヴァレルロードドラゴン』を入れるなりして、攻め手となるカードを用意していれば話は変わったのかもしれません。
しかし、デッキを構築した時に、エクストラデッキのメンバーはこれがベストとしてしまった以上、後から何を言おうとその勝敗は変わらないわけです。
それに仮に攻め手を一枚増やすことによって、妨害が手薄になってしまったばっかりにやられてしまうこともあります。
もしくは攻め手を増やしたばっかりに展開札が枯渇してしまい、攻め手となるエクストラデッキのモンスターが出ないまま腐ってしまうこともあります。
このような絶妙なバランスの上で成り立っているのがエクストラデッキなのです。
エクストラデッキの自分の中の黄金バランスをいかにして見つけるか。
デュエリストにとって、これはとても重要なことです。
しかし、無限エクストラデッキというのは、黄金バランスもへったくれもない色んな状況において臨機応変な対応が出来ます。
制限された相手対何でも使いたい放題ではあまりにもフェアじゃないとなるわけです。
(2)場合によっては勝敗自体も変わる
実を言うとエクストラデッキだけでも大きく勝敗が決まってしまうことがあるのを皆様ご存じでしょうか?
例えば『無限軌道要塞メガトンゲイル』です。
このカードは『エクシーズモンスター以外の効果を受けず、エクシーズモンスター以外には戦闘破壊されない』攻撃力4000のリンクモンスターです。
このモンスターを出されるとエクシーズモンスター以外のモンスターでは対処がかなり難しくなってきます。
しかし、エクストラデッキにエクシーズモンスターを出すことが出来ればまだ希望を見出すことが出来ます。
エクストラデッキにエクシーズモンスターがいなければ、魔法・罠に頼って除去する必要が出てくる必要があるのですが、デッキのなかで突破するカードを引く確率はあまり高いとは言えず、突破することが難しくなります。
ですが、無限エクストラデッキならば『んじゃぁホープ・ザ・ライトニングで』ということが出来るのです。
そのエクストラのモンスターがデッキに合う合わないは関係ありません。
しかも、大量にエクストラのモンスターを持っている人ならばまさになん十種類をカードから対処法を探すことが出来るので何なりと対処出来るのですね。
ですが、もし相手がこちらのデッキには『エクシーズモンスターがいない』と判断した為にこのカードを出して、しかも実際に本来ならエクストラデッキに入れて無いとしたらどうでしょう。
まさに理不尽です。
デッキは勿論のことエクストラデッキのことも考えて、時にはセーブをしたりして試合の進行をすることも、デュエルの大事な要素の一つです。
これをないがしろにするのはよろしくないと私は考えます。
(3)後味の悪いデュエルになる。
以前このようなことがありました。
まだリンクモンスターが導入されてリンクモンスターを入れるかどうかって悩んでいる人が溢れかえっている時のことです。
デュエルでお互いにシャッフルをしてる時に『俺はさ、リンクモンスター肌に合わんしようわからんからこのデッキには要らんし入れて無いねん』と言ったのですね。
その話を聞いて( ´_ゝ`)フーンとなった私。
『夢幻崩界イヴリース』を相手に送りつけたのです。
『相手リンク入れてないって言うてたし、イヴリースがおる間、相手はリンク以外に特殊召喚も出来ひん。あのデッキやったらアドバンス召喚出来るモンスターもおらん。これはちょっと有利じゃね?』と思っていたのですね。
リンクモンスターを入れるのも入れないのもプレイヤーの自由です。
入れないという選択をした以上、メリットもあればデメリットもあります。
このデメリットが上手く効いたデュエルになる・・・・筈でした。
すると、相手は。
『イヴリースとモンスターでリンク召喚。LANフォリンクスをリンク召喚』
『ん!!!?』ってなりましたね。
いやまあ、なんと言いますか。
『お前どっからそれ出したんだ?』となったわけです。
外道プレイをした自覚がありますが、エクストラデッキには入れて無いと公言した以上、勝つ為に嘘をついたのかそれとも創造したのか。となったわけです。
まさに気分はベクターでした(笑)
ただ、自分も昔は無限エクストラデッキをしていた負い目があるので責めるに責めることが出来ませんでした。
しかし、それをした当人が『昔ズルをされて嫌だった』と言っていたんですね。
長年の付き合いから信用していたこともあって『あぁ、お前そういうことするんか』と非常に落胆してすごく後味の悪いデュエルになったのは覚えていますね。
このように信用問題も関わってくるのが、この無限エクストラデッキの問題点なのですね。
本当に元々エクストラデッキに入れていたのか、それとも後から入れたのかは私にはわかりません。
ただデュエルはお互いがルールを守ることを前提に動いています。
そのルールを守らない人がいればゲームとして成り立たないので注意が必要だと思いました。
一時の勝利を得る為に信用ならない人って言うレッテルを張られるのは遊戯王云々の話以上にリスクが大きいと思います。
信用ならない人は人が離れていくので気を付けていかなきゃだなと思います。
以上が『無限エクストラデッキが何故いけないのか?』という理由です。
ついつい初心者のうちはエクストラデッキに意識が向きにくいこともあります。
しかし、ルールで15枚であると定められている以上、ちゃんと守ってこそ初めて相手と同じ土俵に立つことが出来るんだと私は思います。
ルール無用ということはデッキを六枚だけにして『エクゾディアパーツ』五枚+成金ゴブリンみたいな構築にしてる人と変わらないと思います。
過去は変えることは出来ないので、ルールを守ることを自分に戒めながら定められたルールの下、デュエルを楽しんでいきたいものです。
本日は以上となります。ご視聴ありがとうございました。